お見合いパーティーの宴−宴の支度−

女友達なんか1人もいないと豪語するよしお君は、同じ境遇の僕とお見合いパーティーに一緒に参加してみるかって話で盛り上がりました。
僕はお見合いパーティーに行きたいのではなく、よしお君の行動が見たいだけなんだけど。


お互い新しい仕事も始め忙しくなり、時が経っていきました。しかし彼は忘れていなかった。
ある日僕は突然よしお君から告白を受ける。
「実は俺、お見合いパーティー1人で行ってきたんだ。最悪だったよ・・・」


ちょうど祝日が仕事休みで、この日しかない!!って彼は思ったらしく僕に一言も連絡もなくパーティーに参加したのです。


みなさん、パーティーの言葉の意味を知っていますか?今調べましたよ僕。
「社交のための集まり。仲間。」とかそんな意味らしいです。
そっか人数って関係ないんだね、パーティーって。


よしお君の参加したパーティーの参加人数は、全員で8人。男女4人ずつ。
本当は女の子はもっと来るハズだったのに、仕事で来れないとか、おじいちゃんが死んだ。とか定番の面倒臭いから行きませんよ的な理由で4人になったそうです。
参加者の男はよしお君以外の3人は面識があるみたいで、女の子同士は2人、2人で参加らしい。
司会者の人が言うには、昨日なら参加者30人だったんですけどねー。ってウソを平気で話す。


単身パーティーに乗り込んだよしお君は、この禍々しい空間に知らずのうちに飲み込まれていた。
まだ友達くらい作れるんじゃないか?希望に胸とアソコを膨らませた彼に待つ現実とは・・・。
次回、彼の純粋な心は打ち砕かれる。つづく