ツキがない

まぁ昨日は本当についてなかった。
原因は何かって言われれば、全部自分の不注意ですよ。
えぇ、僕が悪いんですけど、ちょっとボヤかせてよ。
踏切で前がつまっちゃって、気づかず進んで線路に立ち往生!
まさか電車来ないだろう思ってたら、カンカンカン。
あんた、カンカンカンて。うわーん。
あわや緊急停止ボタン騒ぎですよ。
群馬のジェームスボンドこと僕の反射神経で反対車線に逃げ込んだので、
大事には至りませんでした。しかし、踏切のバーが避け切れてなくて車擦ってた。
窓とかに黄色い塗料がついて、傷になってた。窓枠パーツが欠けてたし。
しかも、そんな時に限って親の車だったのよ。
アンビリーバボー。

ただでさえ肩身が狭い実家暮らしが、これでまた一段と狭くなった。間違いない!
でも思ったより怒られなかったから、俺の華麗な運転テクニックを軽く自慢したら、
うちの親曰く、ちゃんと前見て運転してたら、まずそんな状況にはならんわな・・・おっしゃる通りです。ブーの屁も、いや、ぐうの音もでません。

んで親の機嫌を取ろうと、食器などの片づけを手伝ったところ、
使い終わったアイスクリーム製造器があったので、水の中に入れたら、
『アンター!何してるの!!これは水につける前に電池入ってるパーツを抜かなきゃダメなのよ!キィーー!』って残念、逆効果。
俺、不器用ですからって高倉健ばりに言ったけど、無視。
小銭を掴んでコンビニへと駆けていく僕。

そしてコンビニ店員同士の会話を耳にする。
Aさん『お前、ちゃんと就職はしないのか?』
Bさん『えぇ、勉強がうまくはかどらなくて』、とか最初はよくある話だったけど、
その後Bさん不幸な話のオンパレード。
体壊しちゃったり、次に親が倒れちゃって看病したりとか、
ドタバタして就職できないで今に到るんですよ。あはは。
・・・笑った彼の目は、はるか遠くを見ていた。
彼の悲しげな目を忘れられない。
そんな人から見たら、僕の不幸なんてウンコみたいなもんだよな。
でも、下を見たらキリないし、上を見てもキリないしねぇ。
どーすりゃいーのよ。人生って難しいぜ。

よっしゃー、得意の現実逃避だ。
おやすみー☆