台風の惨劇

先日、例のまさし君から俺の事じゃないよな?とメールが来ました。
どうも僕です。おならブー。

今、台風のすごい風が我が地域にも及んでいます。僕の家揺れてます。
そんな夜はふと昔を思い出すのです。
僕は高校生の頃、近所のコンビニでバイトしておりました。
ちょっと想いを寄せる常連客、相変わらずなオタク、酔っぱらいオヤジ。
そんな客達との平和なバイトでした。
あの台風の日以外は・・・

その日は、すごい雨と風でお客もほとんどいない夜でした。
店の中入っているのは雨くらいなものです。
そうなんです、気付いたら床下浸水。けっこうあっさり浸水するのですよ。
別に僕は、ぼけーっと眺めていたのですが、すごいのはオーナーの奥さん。
『何なのコレは!!聞いてないよ!!訴えてやる!!』の上島よろしく
ベタに切れていました。『構造的欠陥よ!!』とか連呼してたと思う。
そして僕に使い捨てカメラを渡し、この惨状を写せというのです。
バシャバシャと水をかき分け歩き、パシャパシャと写真を撮る。
だんだん気分がのってきたので、いろんなアングルから撮っていたら、
ここを撮れとか、いろいろ指示が入りました。
ここには表現の自由がないらしい。
ぎゃーぎゃーわめいてばかりで、まったく役に立たないオーナ奥さんのおかげで
いろんな作業させられて残業だし、特別手当て出るかと思ったら、
残業代すらでないし、帰る時もすっげ冷たいのよ。俺が訴えてやるですよ。
でも、びしょびしょになった靴下を脱いだ時に現われた、
ふやけた指を見て萎えました。はやくお家に帰ろうと。