1円玉のドブネズミ

えっとー、昨日ね。お金ないのに焼肉食べたりビール飲んだりしたんですよ。
久しぶりにすっごい幸せだったのさ。例え財布に50円しか無くても気にならなかった。タクシー代とか無くて2時間近くかけて家まで歩いて帰ったけど気にならなかった。すっごい薄手の服しか着てなかったけど、全然寒くなかった。
そう、それは酔っぱらっていたからなんだね。
んでね、今日は体がだるくて、吐きそうだったよ。
どうも風邪の又三郎こと僕です。


一緒に遊んでいたよしお君が、ある地点で告白を始めます。
『俺、昨日ここでカップルがやってるのをみたんだよ!』
そこは交通量の多い通りでした。
『ただ抱き合ってるだけかと思ったら、だんだん女のパンツが下がって来たんだよ!』
たまたま信号待ちで止まった場所にいたカップルが何やら始めてしまったらしいのです。
『でもさ、普通そんな場面に遭遇してもなかなかジッと見る事出来ないよ』って僕がつぶやくと、よしお君はつぶやき返す。
『っていうか、俺も同じようにHできるよ。ただ相手がいないけどね・・・』
その後僕は彼にかける言葉が見つからず、「うんこ」とそっとつぶやく。


『そろそろ俺、彼女が欲しい』
二人でポツリと言う。声をそろえて。
少しの沈黙の後、二人笑い出して絶対無理だよなーって。あひゃひゃー。

それにしても、レバ刺しがめちゃうまかった。